Traceroute

2023-06-24更新

長澤泰子、クラリネット奏者西田宏美、マリンバ奏者の大久保リナコによる、朗読と音楽の関係性を模索するユニット、Tracerouteを結成します。
Tracerouteは、朗読と音楽の関係の再定義を試みるユニットです。
テキストを声に立ち上げる朗読者を楽譜に見立てられるなら、朗読の声と楽器から奏でられる音の関係はどの様なものになるか。
歌唱しないことで発生するもの、音から音楽が発生する可能性について掘り下げ、技法の確立を目指します。

Tracerouteに関するブログ

Tracerouteで試みた技法
Tracerouteの話しを小出しに【その1】
Tracerouteの話しを小出しに【その2】

Traceroute公演情報

金沢ナイトミュージアムに参加します。
Traceroute『媒介者をめぐる試み』は、8月19日(土)/8月20日(日)プラザ樹(尾山町6-22)にて。
チケット予約も始まっています。
公演に関する詳細、チケットのご予約は、金沢ナイトミュージアムのTracerouteの紹介ページにて。
https://www.nightkanazawa.com/2023/08/post-563.php

Traceroute

朗読:長澤泰子 → ホームページ

早稲田大学第二文学部演劇専修卒。在学中は現代劇から古典なども含め、広く演技、演出を学びながら、主に日本現代演劇とベケットを研究。卒業後帰富。2002年よりナレーターとしての活動を開始。CM、番組などのナレーション実績は年間120本以上。2012年、劇団血パンダの旗揚げに参加。以降、全ての公演に出演。2018年からは、富山カルチャーセンター、MPC高岡南にて、大人のための朗読教室講師。近年は、演劇活動の他、朗読家としてミュージシャンとの共演を重ねている。

クラリネット:西田宏美 → ホームページ

武蔵野音楽大学卒業。スイスイタリア音楽院修士課程を首席で修了。ニューヨーク市立大学クイーンズカレッジ・アーロン・コープランド音楽学校Certificate Program修了。第18回富山県新人演奏会において富山県知事賞、北日本新聞音楽奨励賞受賞。第3回北陸新人登竜門において優秀賞受賞。第11回クラリネットアンサンブルコンクールにおいて第2位、パルテノン多摩賞を受賞。第15回大阪国際音楽コンクールデュオ部門において最高位受賞。リッドゥ国際コンクール(スイス)、ブカレスト国際音楽コンクール(ルーマニア)にてファイナリストとなる。世界各国の音楽祭に出演。現在は演奏活動の傍ら後進の育成にも力を注いでいる。

打楽器:大久保リナコ

国立音楽大学卒業後、渡米。ニューヨーク大学スタインハートスクール修士課程修了。最優秀現代音楽演奏賞を授与される。同大学にてマリンバインストラクター非常勤講師を務める。アメリカ、ヨーロッパなど世界各国の音楽祭に出演。奇美管弦楽団台湾ツアーにマリンバソリストとして出演。ニューヨークではコンテンポラリーダンス、ヴィジュアルアート等、多彩なジャンルのアーティストとコラボレーションを行う。帰国後は内外の作曲家の作品の初演・紹介にも積極的に取り組み、マリンバのほかグラスハープ、打楽器を通し、異ジャンルとのコラボレーションなど、マルチメディアな表現に興味を持ち、常に新境地を追求し活躍中。

制作調整:仲悟志

大阪芸術大学在学中に劇団を結成。劇作と演出を担当する。大阪、東京など多方面で上演活動を展開。映画監督柴田剛の長編『おそいひと』の企画と原作を担当。2004年、東京フィルメックスのワールドプレミアを皮切りに、世界各国の映画祭で、新たな視点を示す作品として絶賛される。2011年、富山短編映画祭の開催にあたり、短編映画制作の依頼を受けたことをきっかけに劇団血パンダを結成。以後、氷見市の商店街全体を舞台にした市街劇『ねずみくずし』を皮切りに、富山県内各地の空き店舗や飲食店を利用して公演活動を行う。演劇自体の構造を利用した試みを常とし、主にクラシック系の音楽家とのコラボレーションも積極的に試みる。2022年より金沢での上演活動も模索開始。